【ELTRES Days】Day1ライブセミナーレポート
「IoTで物流・車輛管理の効率化」

2021年7月28日から30日までの3日間、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社はオンラインイベント『ELTRES Days』を開催しました。初日のテーマ「IoTで物流・車輛管理の効率化」では、物流業界におけるデジタル・トランスフォーメーション「物流DX」を実現する各社ソリューションと、ELTRESの通信技術が紹介されました。当日の模様をダイジェストでご紹介します。

目次


ELTRESパートナー企業のソリューションセットをご紹介。ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の新メニュー「ELTRESナビ」

Day1最初のライブセミナーに登場したのは、ELTRES提供元で本イベントの主催者であるソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社(https://www.sonynetwork.co.jp/)です。

同ライブセミナーでは、同社IoT事業部 営業推進部 部長・鈴木説男がELTRES Daysの開催挨拶を行わせていただくとともに、ELTRESの基本機能解説と出展企業紹介を実施。また、この日新設された新メニュー「ELTRESナビ(https://eltres-iot.jp/eltres-navi/)」についてご説明ました。

ELTRESナビとは、ELTRESパートナー企業のソリューションセットを集めたメニューページです。同ページでは、お客様のユースケースに適したソリューションセットを機能・特長・活用事例とともに解説しています。

ソリューションページ下部にあるお問い合わせフォームからはパートナー企業に直接問い合わせをすることも可能。資料ダウンロードも申し込みができます。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


輸送用EV・ラストワンマイル対応の小型車両・高齢運転者車両に対応したドライブレコーダー。データ・テック「SR-LPWA」

株式会社データ・テック(https://www.datatec.co.jp/)は加速度計・ジャイロセンサ・GPS等を内蔵させ安全な運転診断を行うドライブレコーダー「セイフティレコーダ(SR)」シリーズを1998年に開発・製品化しました。車の運行データを記録しドライバー自身も気づかない運転のクセを気づかせるソリューションとして、物流業・運送業を中心に多くのドライバーに愛用されています。

しかし、近年はEV化が普及し車両管理も多様化。さらにはラストワンマイル需要の高まり、深刻化する高齢ドライバー問題も生じています。そこで、同社は輸送用EV・ラストワンマイル対応の小型車両・高齢運転者車両をターゲットとした「SR-LPWA」を開発。そのLPWA通信規格にELTRESが採用されています。

リアルタイムの勤怠管理、運転診断、異常検知、事件発生時の通報対応や自動通知、バッテリーや燃料タンク情報の監視・提供情報など各種機能から生まれるデータを正確かつ広範囲に取得・運用できるようになりました。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


物流・ロジスティクスを未来へつなぐ。トライポッドワークスのIoTソリューション「BLUE-Connect」

2005年に設立したトライポッドワークス株式会社(https://www.tripodworks.co.jp/)は、企業向けセキュリティソリューションを開発・販売するベンチャー企業。近年はMaaSプラットフォーム事業会社である株式会社アイ・ジーを設立するなど、業務車両向けソリューションも積極展開しています。

物流業・ロジスティクス業では近年、配送効率化・運用コスト削減・運転者管理・顧客サービス向上・SDGsへの対応など課題を抱えており、業界をあげたIoT化・デジタル化の流れが加速しています。そこで同社グループは物流業・ロジスティクス業のIoT化・デジタル化を支えるIoTプラットフォームとして「BLUE-Connect」を開発・提供しています。

業務車両タイヤの空気圧リアルタイムモニタリング、業務車両タイヤの温度測定、車両位置情報等が可能になる「BLUE-Connect」プラットフォームのなかでは、そのゲートウェイ装置にELTRES「NGW-01」を採用。BLUE-Connectの通信機構を支えています。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


レンタサイクルでデータを収集・可視化、地域の魅力を創出。三菱商事「観光DX」

2020年5月に三菱商事株式会社(https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/)は位置情報サービス分野の世界的リーディング企業として運送・物流・メディア・通信等、幅広い分野に位置情報プラットフォームを展開するHERE Technologies社に出資しました。その後、HEREプロジェクト室を開設し、旅ナカにおけるデータを活用した「地域移動需要創出」の取り組みに注力しています。

コロナ禍で観光客が激減する観光業では、新たな旅行スタイルとして個人の趣味・嗜好を反映したコース設計、その土地ならではの体験設計が求められています。しかし膨大な情報から旅行者の望む旅程策定をするのは容易ではなく、地域側も観光資源の発掘・開発に頭を悩ませています。

福島県会津若松市で行われた「観光DX」実証実験では、個人の詳細な移動データを収集でき、街の周遊促進効果を生み、かつ導入コストも安い「レンタサイクル」を活用。移動中のレンタサイクルからELTRES通信で行動データを収集し、データ分析ダッシュボードに連携させながらデータの可視化・分析を行いました。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


物流DXを支援! GENECH DATA SOLUTIONS「IoT Station」

株式会社GENECH DATA SOLUTIONS(https://iot.genech.co.jp/)はIoTプラットフォームサービスの提供会社です。通信回線、ゲートウェイ、センサーの種類を問わず、クラウド上でデータの見える化ができる同社IoTプラットフォーム「IoT Station」は、ユーザーにとっての「わかりやすさ」「使いやすさ」を重視し開発されました。その通信規格の一部にELTRES通信が採用されています。

同社が支援するのは「物流DX」。多くの物流プロセスでは「発荷主から着荷主までの間に複数企業が関わり管理システムもそれぞれ異なる」「製品の物流量・移動頻度が高く在庫管理が煩雑になりがち」「郊外の保管場所に保管しており常時在庫数が把握しにくい」等の課題があります。

同社はそうして不明瞭になりがちな「今どこにあるのか」「どこに何個あるのか」の課題を解決するため、物流車両トラッキングや物流シャーシのトラッキングソリューションを提供。さらには輸送・配送・保管以外の課題にも対応するためにも「位置情報+α」の対策が必要であると考えています。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


物流業界のIoT化をサポート。ワッティー「EnOcean×ELTRES」

1967年設立のヒーター・センサー専業メーカーのワッティー株式会社(https://watty.co.jp/)。同社はIoTワイヤレスセンサーを開発・販売しています。

これまで同社センサーには「低消費電力・高寿命」の特徴を持つ無線通信技術・EnOcean通信が採用されてきましたが、EnOcean通信の「通信距離10〜100m程度」という弱点を補うため別の通信規格が必要に。そこでEnOcean通信を「見通し100km以上」のELTRES通信に変換するブリッジを開発し「EnOcean×ELTRES」による新たなIoTワイヤレスセンサーを展開しています。

近年は、食材・飲料の温度管理を見える化・遠隔監視する冷蔵・冷凍車両のIoTソリューション、食材・飲料の温度管理を行いながら換気センサー・WBGTセンサーで職場環境の空気の汚れ具合・二酸化炭素濃度・暑さ指数を見える化・遠隔監視する物流倉庫保管のIoTソリューションなどの実証実験も実施。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


いつでもどこでもカーシェア! 好きな場所で借りて好きな場所で返す。LOMA「LOMACA」

福岡市を拠点とする株式会社LOMA(https://www.loma.jp/)は、自動車の販売台数が減少し「所有からカーシェア」への転換が起こるなかで日本初の車載型EVバイクカーシェアサービス「LOMACA」の実証実験を行いました。コンセプトは「好きな場所で借りて好きな場所で返す」です。

LOMACAユーザーはアプリ(東海理化提供)で車載型EVバイクを予約。するとLOMACA車がユーザー指定場所に車載型EVバイクを届けてくれます。なお解錠もアプリから行えます。EVバイク使用後、希望エリアのコインパーキングに駐車・施錠すれば返却は完了。GPS情報で返却場所を特定したLOMACA車がEVバイク回収を行います。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、レンタカーサービス・カーシェアサービスにおける清掃・除菌が課題となっていますが「LOMACA」では使用後のEVバイクをスタッフが1台1台清掃・除菌作業を行います。無人・非対面・非接触での貸出・返却が可能である点が大きな特徴です。同プラットフォームにおける車載型EVバイクの位置情報取得にはELTRESが採用されました。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


地方での活用が進むIoTデータダッシュボードサービス。IoTBASE「Canvas」

IoTBASE株式会社(https://iotbase.co.jp/)が開発・提供する「Canvas」は、さまざまなセンサーデータをパネル・マップ・リスト画面でわかりやすく見える化するとともに、現場データをクラウド上で一元管理するIoTデータダッシュボードサービスです。

例えばある自治体のケースでは、それまで積雪量を目視点検しており除雪車の出動要請のタイミングが遅れてしまうという課題がありました。そこで同自治体はCanvasを導入。リアルタイムに積雪量を遠隔監視しながら、閾値以上の積雪検知で管理者にアラート通知される仕組みを構築しました。最適なタイミングで除雪車の出動要請をかけられるようになったといいます。

その他にも、ため池の水位監視、人・車両の所在管理、積雪量監視、複合気象計測、設備の稼働監視、雨量監視等、地方での活用も拡がるCanvasの通信規格には、山間部でも長距離伝送が可能なELTRESが採用されています。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


ELTRES通信用新モジュール。ソニーセミコンダクタソリューションズ「CXM1501AGR」

ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(https://www.sony-semicon.co.jp/)は、各種ELTRESモジュールを開発しています。今回はELTRES Daysライブセミナーの場をお借りし、開発者向けにELTRES通信用の新モジュール「CXM1501AGR」を紹介しました。

CXM1501AGRは従来品「CXM1501GR」の上位互換モジュールです。「オートペイロード」「ディープスリープ」「定期送信プロファイル1と2の自動切り換え」「内蔵ADコンバータ」「内蔵温度センサー」といった新機能が加わりました。これらを組み合わせればスタンドアローン動作、もしくはミニホスト動作が可能になります。またCXM1501AGRではGNSS性能も向上しており、BUP(エフェメリスバックアップ)使用時の起動時間も短縮されます。

同社はこの他に、ELTRESのApplication Manual拡充について報告。ELTRESパートナー向けにFleekdriveで開示しているモジュールのドキュメントやSDKは、今後ウェブからのダウンロードが可能になります。詳しくはこちらのウェビナー動画をご覧ください。


最後に

ELTRESは安定通信・長距離伝送・低消費電力・高速移動体対応・GNSS標準搭載の特長を生かして様々な業界でご活用いただいております。

【活用例】
・物流:移動車輛の監視
・環境モニタリング:溜池の水位監視
・インフラ監視:街路灯の電力監視と設置位置管理
・農業・畜産:放牧牛のトラッキング
・人の安全みまもり:CO2センサで「3密」を検知
・スポーツトラッキング:アドベンチャーレースでのトラッキング
・IoTプラットフォーム:温湿度、不快指数、安全管理、物流管理、獣害被害対策、見守り等

「興味がある」から「実際に活用方法を検討している」までどの段階でも構いません、お客様のご希望に合わせてお話しさせていただきます。
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