ELTRESネットワークサービスとAsset Trackerの導入でシャーシの一括管理を実現!
業務効率の向上に繋げた日本通運株式会社 横浜国際輸送支店

横浜港に到着する海上コンテナを船からお客様まで運ぶ、日本通運株式会社 横浜国際輸送支店。
昨年9月にELTRES Asset Trackerを導入し、海上コンテナを積む専用の荷台、シャーシの位置情報を管理し、様々な業務効率の向上に役立てています。
どうしてELTRES Asset Trackerを導入したのか、どのように活用しているのか。
日本通運株式会社 横浜国際輸送支店の小尾 桂太郎さんに伺いました。

※写真撮影中のみマスクを外しています。インタビュー中は万全のコロナ対策をしています。

様々な制約の中でも、高い稼働率でシャーシを稼働することが利益を生む

ー日本通運株式会社 横浜国際輸送支店さんには、昨年9月からELTRES Asset Trackerを導入いただきました。シャーシと呼ばれる荷台の管理にお役立て頂いているということですが、シャーシというのはどういうものなのでしょうか。

横浜国際輸送支店で主に扱っているのは、船で横浜港に輸入された荷物やこれから海外に運ぶために船に積み込む荷物になります。船に積まれる荷物は貨物運搬専用の海上コンテナに詰められていますので、私達はこのコンテナをお客さまに届けるのが仕事です。コンテナは主に20フィート(約6m)と40フィート(約12m)の2種類があります。これだけ大きなものは通常のトラックには乗りませんので、海上コンテナを直接積む専用の荷台があります。これがシャーシです。シャーシ自体は骨組みにタイヤがついたようなものでエンジンすら付いていませんので、これをトレーラーヘッドというエンジン付きの車両に連結してコンテナを運びます。

ーこのシャーシを管理しなくてはいけないということですが、シャーシは何台くらいありますか?

コンテナのサイズに合わせて作っているので、シャーシも20フィートと40フィートの2種類があります。両方を合わせると約140台を保有しています。トレーラーヘッド1台につきシャーシが1台であれば管理は簡単なのでしょうが、実際はトレーラーヘッド1台につき3台のシャーシという割合になります。というのも、船から荷物を下ろすコンテナターミナルは入港できる時間に制限があり、その時間にみんなが荷物を受け取りにいくために混雑がひどく、とにかく時間がかかります。そこでなるべく多くの荷物を受け取り、お客様に配送できるように、コンテナを1個受け取ったら一度保管場所に移動してシャーシを切り離して、空のシャーシを繫いで次の荷物を受け取りにいったり、保管庫に置いてあるコンテナをなるべく短い保管時間で配送する、など、シャーシヘッドとシャーシを最大活用しないと、業務の効率が悪くなります。そのためにシャーシヘッドとシャーシの適正な割合、数を知り、それらの稼働率を高めることが重要です。

ー高い稼働率を実現するために、移動し続けるシャーシをこれだけの数、管理するのはとても大変な作業ですね。

そうですね。数が多いこともありますが、保管場所の問題もあります。シャーシは1ヵ所に駐車しているわけではなく、南本牧ふ頭や本牧ふ頭、大黒ふ頭に場所を借りて保管しています。これまではシャーシの位置を追いかけるシステムを持っていなかったので、どこにどの種類のシャーシが何台あるのかを正確に把握することはできませんでした。配車係が本牧ふ頭にある20フィートのシャーシを使うようにドライバーに指示を出したら、現場に到着したドライバーから20フィートが1台もありませんと連絡が返ってくるようなこともよくありました。

さらに大変なのが車検です。シャーシも他の車のように年に1回車検が必要になります。どこになにが置いてあるのか分からないので、月初になると整備担当者が早朝に車で各保管場所を回って、月初に車検に回すシャーシを必死になって探すしか方法がありません。しかも、そのシャーシは止めないと移動し続けます。とにかく人手も時間もかかっていました。


シャーシの位置、種類、車検月等が一目でわかり、業務効率が各段に向上

ーシャーシをきちんと管理するためには、まず、位置情報をタイムリーに把握することがとても重要ということですね。そこでELTRES Asset Trackerを導入いただきましたが、どのように使用されているのでしょうか。

140台すべてにAsset Trackerを取り付けて、8時〜20時の間に1時間に1回位置情報を送信するようにしています。20フィートであれば20番から始まって、40フィートであれば400番台からというように、シャーシには番号を付けて管理しています。その番号をアプリにも設定し、さらに20番台(20フィート)は赤、40番台(40フィート)は青と色分けもしているので、画面を見ればどこにどの種類のシャーシが何台あるのかが一目で分かるようになりました。また、車検月のタグを付けているので、ソートをかけるだけで画面上でその月に車検が必要なシャーシの位置が表示されます。今工場に3台入っているから、この整備が終わったら大黒ふ頭にある3台を工場に回そうというように業務に支障がでないように車検の調整もできるようになりました。これまでは車検漏れを防ぐには、人がシャーシの台帳と車検の請求書を付き合わせて、ダブルチェック、トリプルチェックをするしか方法がありませんでした。ヒューマンエラーは必ず起こりますから、それをシステム化できたというのは従業員の精神的な負担を減らすという意味でも大きいと思います。

ー位置情報が分かることで他に何か役に立っていることはありますか?

100㎞以上の伝送が可能と範囲が広いので、コンテナをお客様に配達しているトレーラーが今どこを走っているのかが分かるというのもとても便利です。だいたい1日に150本くらい配送を扱っているので、いつ到着するかというお問い合わせがとても多く繁忙期には1日に150件のお問い合わせを頂きます。平均すると約3分に1回の電話がかかってくることになります。これまではお客さまから電話がかかってきたら、無線か携帯電話でドライバーを呼び出して場所を確認し、到着予定時間をお客さまに折り返し連絡する作業が必要でした。位置情報が分かるようになったことで、ドライバーに連絡をしなくても画面をみるだけでお客さまにそのまま到着予定時刻をお伝えすることができるようになりました。事務所の電話がずっと鳴り止まないくらいかかってきますので、運んでいるコンテナの位置情報が分かるというのはすごくありがたいです。
また、配達中や稼働中のシャーシに次の仕事を割り振る、2次配車や3次配車が可能になりました。これも、シャーシの稼働率や業務効率の向上に大変役に立っています。


導入の決め手は、短時間で簡単に導入が出来て、低コスト、かつ便利なこと

ーとても役立っているようで嬉しいです。ELTRES Asset Trackerを導入する決め手となったのはどういうところでしょうか。

一番は工事をする必要がないというところです。電池内蔵なので配線を繋ぐ必要もなく、取り付ければすぐに使用できるというのがすごく便利。電池寿命が3年なので1度取り付けてしまえば、3年間交換なしで使えます。
もちろん、コストも重要です。どれだけ便利なシステムでも値段が高ければ導入できません。その点、ELTRES Asset Trackerは会社に本当にこの値段で導入できるのかと何度も確認されるくらいの料金ですので、その点でも満足しています。
あとはウェブアプリケーションにログインするだけで簡単に位置情報を見られるというのもポイントです。新しいシステムを導入するとか専用端末が必要となると、自社のシステムと連携させるのまでにとにかく時間がかかります。
「早く、簡単、低コスト」というのが決め手でしょうか。


シャーシの走行距離と使用頻度がわかるのでメンテナンスの時期もわかる。シャーシの数も最適化できる。

ー最後に、今後ELTRES Asset Trackerをもっとこういうことに活用したいと目標がありましたら教えてください。

もうすでに実証実験を始めていますが、シャーシ置き場にジオフェンス(※)を設定して、どのシャーシが何回出入りしたかを記録できるようにしたいと思っています。シャーシというのはトレーラーヘッドと違ってエンジンもメーターもないので、何㎞走行したのかが分かりません。使用頻度が高ければタイヤは摩耗しますし、故障するリスクも高くなります。使用頻度を計測することで、使用頻度の平準化ができるようになります。例えば201番ばかり使用して、202番は全然使っていないから次は202番を配車しようというように、シャーシという資産を有効活用できるようになります。故障数の削減が期待できます。また、どこに置いてあるシャーシがどれくらい使用されているのかを知ることで、何処に何台のシャーシを置けばよいかわかるため、効率化が図れるのではないかと期待しています。シャーシの種類や数についても最適化がはかれるため、コスト削減につなげられると思っております。

ーまだまだ、新しい活用方法がありそうですね。今日は貴重なお話をありがとうございました。

※ジオフェンスとは、GPSによる位置情報を利用して、設定したエリアへの出入りを判断するシステム


日本通運株式会社
横浜国際輸送支店
次長
兼 横浜コンテナ輸送事業所長
小尾 桂太郎
KEITARO OBI


最後に

ELTRESは安定通信・長距離伝送・低消費電力・高速移動体対応・GNSS標準搭載の特長を生かして様々な業界でご活用いただいております。

【活用例】
・物流:移動車輛の監視
・環境モニタリング:溜池の水位監視
・インフラ監視:街路灯の電力監視と設置位置管理
・農業・畜産:放牧牛のトラッキング
・人の安全みまもり:CO2センサで「3密」を検知
・スポーツトラッキング:アドベンチャーレースでのトラッキング
・IoTプラットフォーム:温湿度、不快指数、安全管理、物流管理、獣害被害対策、見守り等

「興味がある」から「実際に活用方法を検討している」までどの段階でも構いません、お客様のご希望に合わせてお話しさせていただきます。
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