鉄道の車両・設備の管理からのサービス向上

協和テクノロジィズ株式会社

高速移動する列車での活用

課題と背景 ~IoTへの取り組み・検討に至った理由~

弊社は知識とアイデアをもって創造性のある技術で社会に役立つ新規商品開発とお客様創造を行うことを企業理念に、創業以来70年間通信/ICTの分野で社会インフラ事業者様をサポートし、人々の生活を支えてきました。
その中で、新しい技術として登場したLPWAはこれまでの通信と比べて長距離通信が可能で、乾電池で数年間通信可能な省電力通信という特徴のある技術で、これを活用してお客様をサポートできないか検討していました。

ELTRESを選ぶ理由

このLPWAの中でもELTRESは新しい通信規格で、見通し100km以上の長距離通信、時速100kmの高速移動体からの通信、そして、GNSSアンテナを内蔵しており位置情報が取得できるという特徴を持つことに着目していました。
この中でも高速移動体からの通信は他のLPWAには無い特徴的な要素で、社会インフラ事業者の中でも特に鉄道事業者様にマッチする通信サービスと考えています。

導入の効果

規格上は時速100km以上で通信が可能で、SONYでの新幹線からの通信成功事例はありますが、基地局との位置関係等により異なることも考えられた為、弊社のお客様と共同で特急車両等での通信試験を実施しました。
その結果は100km以上で走行する特急車両からの通信に成功し、想定していた通信可能エリアよりも広い範囲で通信する事が出来ました。この結果より、鉄道事業者様の走行車両内の様々なセンシングはもとより、レールなどの鉄道設備の状態監視など幅広い活用が出来ると考えています。

今後の展開について

実証により得られた結果を元に、お客様と共同で車両環境・状況の見える化などから活用検討を行っています。
今後お客様と検討を進め、ELTRESにより収集したデータを活用し、鉄道事業者様、そしてそれを活用する人々に安全で快適な環境を提供できるよう新規商品・サービス開発を進めてまいります。

お問い合わせ

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