航空障害灯の遠隔監視を東北電力様と実証

株式会社サンコーシヤ

簡易・安価に遠隔監視機能搭載へ

課題と背景(IoTへの取り組み・検討に至った理由)

これまで電力会社様の送電鉄塔をはじめとして、様々な施設へ航空障害灯を納入しております。その中で、これまで納入してきたお客様より航空障害灯の断芯や寿命などの状態を遠隔で見えるようにして欲しいとの要望がありましたが、山間部では携帯電話が圏外となる地域があることや、ランニングコストが高くなるなどの課題がありました。

ELTRESを選ぶ理由

ELTRESは通信距離が見通し100kmと非常に遠くまで届くことから、山間部等の通信が困難な環境でも通信を実現できる可能性が高いこと、また消費電力が小さい為、商用電力を準備するのが困難な環境等でも、小型のバッテリーを組み込んだ構成で数年間データ取得を実現する事ができ、機器開発の可能性を広げられることに魅力を感じています。

導入の効果(効果見込み)

現在、弊社がお客様に導入した航空障害灯等を遠隔監視する機器を東北電力様と共同で検証を進めております※。
これまで多くの時間と労力をかけて、山間部の送電鉄塔などパトロールして行っていた航空障害灯の状態監視が簡易に出来るようになることから、お客様も大いに期待され、本格導入に向けて共同検証を進めています。

今後の展開について

現在は、航空障害灯の遠隔監視用端末の展開を始めたところですが、今後は航空障害灯の機器に通信機能を組み込み、はじめから遠隔監視機能を搭載した機器の開発を検討しております。
また、航空障害灯だけでなく、弊社の提供する他の機器にも搭載を進め、お客様が現地に行かなくても状態がわかり、迅速な対応を支援できる機器・環境の開発・展開を進めてまいります。

※東北電力様との「ELTRES」を活用した送電設備の監視に係わる実証試験プレスリリース

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