InterFM897放送スタジオへの導入で3密防止

株式会社クレスコ

https://wakuwaku.cresco.co.jp/solution/clip-prevention

CO2センサで「3密」を検知する「CLIP新型コロナ感染症予防支援システム」

課題と背景 ~スタジオへのシステム導入に至った理由~

災害等の有事の際に外国語圏の方々へ必要な情報を発信する役目を担う特定地上基幹放送事業者として設立された経緯を持ち、音楽とカルチャーを中心としたコンテンツ放送を続けるFM放送局InterFM897。FM放送局のスタジオには、常に複数の演者やスタッフが出入りします。そのスタジオでも、コロナ禍における安心・安全な環境の整備として「3密防止」を行うことは喫緊の課題でした。そこで、CO2センサを活用したIoTシステムにより「換気状況」の見える化を実現し「3密防止」に役立てることができる「CLIP新型コロナ感染症予防支援システム」を導入いただきました。

ELTRESを選ぶ理由

「CLIP 新型コロナ感染症予防支援システム」は、ELTRESの特徴の一つであるGPS信号からの正確な時計情報を使って送信間隔に狂いなくLPWA通信できる精密さを利用しており、室内のCO2センサ情報から得た情報で、素早く正確に室内の人員密集度合いや換気レベルを検知することが可能です。また、ELTRESは最大1分間隔で送信し続けることができるので、24時間休みなく「3密」を検知するには最適な通信手段でした。

上の写真は、本システムのCO2センサ内蔵CLIP IoTデバイスをInterFM897のスタジオ内に設置しているところです。この位置ではELTRES通信に必要なGPS電波が届かない関係でWi−Fiでのご利用となりますが、写真奥のスタジオでは窓側に設置することでELTRESでのご利用が可能です。このようにCLIP IoTデバイスはお客様環境に合わせてELTRES/Wi-Fiの通信方式をお選びいただけます。 なお、本システムのCO2センサは定期的な調整(キャリブレーション)が必要となりますので、その際にはELTRES通信を使用して調整をおこないます。

導入結果

導入により、「換気」という目に見えないものをCO2センサによって数値化し計測を行うことで、スタジオ内の「換気状態」や「在籍人数」がスタジオ内だけでなく離れた場所からでも見えるようになりました。それにより、その場にいる方も自主的に「窓開け」や「室外への退出」などの行動をとることで、3密状態を回避することができるようになり、新型コロナ感染症の対策につながりました。「CLIP 新型コロナ感染症予防支援システム」は、放送スタジオを利用するDJや放送エンジニア・編成スタッフ、およびゲストやその関係者の方々へコロナ禍での安心・安全な環境づくりに貢献しています。

今後の展開について

「このコロナ禍、人々の生活習慣が大きく変化しました。それに伴い、放送メディアの利用のされ方もこれまで以上に変化していることを受け、ラジオ放送の公共性・多様性がより一層問われていると考えています。そこで、従来の外国語での情報発信に加え、日本語での情報発信の強化をおこない、また、幅広い年齢層に喜ばれる番組作りにも取り組んでいます。世の中の感染状況を見ながら、InterFM897のリスナーに多く支持をされてきた音楽イベントの企画も再開していきたいですね。」と、InterFM897の高原泰治社長は語ります。

株式会社クリエイティブジャパンではこのようなお客様をご支援するため、イベント会場のような広い場所でも「3密」を検知し、その場にいらっしゃる多くの方々への安心安全につながる環境づくりにも貢献できるシステムを開発進めています。近日中にサービス提供を予定しています。

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